ツムラ
2009.04.14 Tuesday
ツムラ(http://www.tsumura.co.jp/),いわずと知れた,医療用漢方薬分野ではシェア8割超の最大手です。
漢方薬の剤型としては、「湯剤」「散剤」「丸剤」「エキス剤」などがありますが,医療保険が適応されるのはエキス製剤だけ。今日これだけ漢方薬が普及・定着したのは,保険が適応されたことだけでなく,持ち運びが便利で簡単に飲めるエキス製剤のおかげであることは間違いありません。
そもそも,漢方薬って中国の伝統医学かと思いきや,意外や意外,日本独自の伝統医学なのだそうです。もともとは5〜6世紀に中国から伝わったものですが,その後17世紀に日本の風土や気候、日本人の体質に合わせて大きく発展したのだそう。
一つ一つ品質にばらつきがあり,産地や気候などによって成分が変化する天然物である生薬。しかし,品質のいい原料をいかにして選び,管理するか,というところが良質の安定した品質のエキス製剤を作るためには最も大切なところらしい・・・。
そのためツムラでは生薬の製造から流通までトレーサビリティを進めたり,各工程に厳しいチェックを設けたり,農薬を減らす努力をしたり,水資源のきれいな場所で栽培したり・・・
と漢方薬の製造というのはどこか農業みたいなところがあるんだなあ。
そのツムラが最近力を注いでいるのが漢方薬の「育薬」です。
漢方の「育薬」とは、西洋薬で治療が難しい疾患の中で、漢方薬が特異的に効果を発揮する疾患に対して、その使用の科学的根拠(研究データ)を集積すること。
確かに漢方薬って副作用が少ないなどいいところもある反面,即効性に欠け「本当に効くの〜?」という声を聞くのも現実です。西洋薬はこういう作用機序で薬が効きます,と書いてあるのに,漢方薬ってなんとなく効いた気がする,という感じがします。
そういう世間の声に対して,論より証拠を,という感じで,ツムラでは大学病院などと連携して漢方薬の効果について科学的な証明をしようと力を注いでいます。ツムラHP内の医療従事者向けの情報サイト「ツムラ漢方スクエアhttp://www.tsumura.co.jp/password/top.htm)」では臨床情報をはじめ,文献・研究成果などの情報が集められています。
このような情報提供活動の効果もあってか,漢方薬分野での売り上げは好調で,特に「六君子湯」「抑肝散」「大建中湯」の育薬3処方(※)は前年同期から16.8%の順調な伸びを見せています。
苦みや匂いも一口一口楽しむことで効果が現れたりするのでしょうが,それでも,甘くておいしくてお菓子みたいな漢方製剤を作ってくれたらいいのに〜と,今後のツムラの開発に期待しています。
※おまけ:ツムラの育薬3処方の研究内容
「六君子湯」:機能性胃腸障害、胃食道逆流症などに伴う上腹部不定愁訴に対しての効果。
「抑肝散」:認知症の周辺症状である不安、抑うつ、興奮などを抑える効果。
「大建中湯」:腸管の運動改善の効果
漢方薬の剤型としては、「湯剤」「散剤」「丸剤」「エキス剤」などがありますが,医療保険が適応されるのはエキス製剤だけ。今日これだけ漢方薬が普及・定着したのは,保険が適応されたことだけでなく,持ち運びが便利で簡単に飲めるエキス製剤のおかげであることは間違いありません。
そもそも,漢方薬って中国の伝統医学かと思いきや,意外や意外,日本独自の伝統医学なのだそうです。もともとは5〜6世紀に中国から伝わったものですが,その後17世紀に日本の風土や気候、日本人の体質に合わせて大きく発展したのだそう。
一つ一つ品質にばらつきがあり,産地や気候などによって成分が変化する天然物である生薬。しかし,品質のいい原料をいかにして選び,管理するか,というところが良質の安定した品質のエキス製剤を作るためには最も大切なところらしい・・・。
そのためツムラでは生薬の製造から流通までトレーサビリティを進めたり,各工程に厳しいチェックを設けたり,農薬を減らす努力をしたり,水資源のきれいな場所で栽培したり・・・
と漢方薬の製造というのはどこか農業みたいなところがあるんだなあ。
そのツムラが最近力を注いでいるのが漢方薬の「育薬」です。
漢方の「育薬」とは、西洋薬で治療が難しい疾患の中で、漢方薬が特異的に効果を発揮する疾患に対して、その使用の科学的根拠(研究データ)を集積すること。
確かに漢方薬って副作用が少ないなどいいところもある反面,即効性に欠け「本当に効くの〜?」という声を聞くのも現実です。西洋薬はこういう作用機序で薬が効きます,と書いてあるのに,漢方薬ってなんとなく効いた気がする,という感じがします。
そういう世間の声に対して,論より証拠を,という感じで,ツムラでは大学病院などと連携して漢方薬の効果について科学的な証明をしようと力を注いでいます。ツムラHP内の医療従事者向けの情報サイト「ツムラ漢方スクエアhttp://www.tsumura.co.jp/password/top.htm)」では臨床情報をはじめ,文献・研究成果などの情報が集められています。
このような情報提供活動の効果もあってか,漢方薬分野での売り上げは好調で,特に「六君子湯」「抑肝散」「大建中湯」の育薬3処方(※)は前年同期から16.8%の順調な伸びを見せています。
苦みや匂いも一口一口楽しむことで効果が現れたりするのでしょうが,それでも,甘くておいしくてお菓子みたいな漢方製剤を作ってくれたらいいのに〜と,今後のツムラの開発に期待しています。
※おまけ:ツムラの育薬3処方の研究内容
「六君子湯」:機能性胃腸障害、胃食道逆流症などに伴う上腹部不定愁訴に対しての効果。
「抑肝散」:認知症の周辺症状である不安、抑うつ、興奮などを抑える効果。
「大建中湯」:腸管の運動改善の効果
